性行為による感染症

乱れた性行為だけに限らず、性感染症はあなたの身近に潜んでいるのです。

小腸からの吸収率を高めたバルトレックスと検査施設

検査ができる病院ヘルペスウィルスの再発防止薬として最初に開発されたのは、アシクロビルです。このアシクロビルの化学式の構造を少し変換することで、小腸からの吸収率を高めたのがバルトレックスです。
アシクロビルを投与した時に小腸から吸収されて体で使われる割合は10~20%しかありませんが、バルトレックスは54.2%が使われます。
バルトレックスの構造にはアミノ酸の「バリン」が結合しています。アミノ酸は体に必要な栄養素として認識されるので、小腸はバリンを認識して体内に積極的に輸送します。
バルトレックスが小腸から吸収されると、体内酵素の働きでバリンの部分が切れて、アシクロビルの化学構造式に変化します。
体に吸収されて、酵素の働きで薬の形が変化するような薬は、「プロドラッグ」と呼ばれています。つまり、バルトレックスは体に吸収されないと薬として働かないということです。
バルトレックスが有効性を示すのは、単純ヘルペスウィルス1型(HVS-1)、単純ヘルペスウィルス2型(HVS-2)、水痘・帯状疱疹ウィルスです。
従来の抗ヘルペスウィルス薬のアシクロビルにバリンを結合させることで、小腸からの吸収率を高めているのがバルトレックスなのです。
ヘルペスの検査施設は、基本的には病院です。エイズは保健所などの施設で無料検査していることが多いですが、ヘルペスウィルスの検査はあまりやっていない可能性が高いです。
他の検査方法としては、検査キットを自分で買って、それを検査施設に郵送して調べる方法もあります。検査キットを使った方法は新しいのであまり活用されているとは言えませんが、周囲に知られずに検査を受けたい人や、施設に行く時間がない人には便利です。